経営の心 / 松下正治 – 松下幸之助とともに50年

経営の心

CCS経営講座・・方針、企業の目的、利益についての記述、品質の保持、向上に努力しながら、出来るだけ安いコストで製品を作れば、
その原価と売価の差額が利益となる。

「四百四病の病より、貧ほどつらいものはない」

企業の使命は、真に人々の役立つような優良品を開発し、それをできるかぎり合理的に生産して、適正な価格で、必要なだけ供給する。
この使命は、もう古い、時代遅れだと言われる(理由として、昔に比べて物が豊富になった事、大量生産は使い捨てを助長し、資源を無駄にする。
環境汚染を促進する。)

テレビは年収の1/80-1/100まで下がっている。
鶏卵も大量生産のおかげ。

利益を社会に貢献した報酬。利益無き経営は、それだけ社会に対する貢献度が少ない。
市場価格―原価=利益
利益はビジネスの成功の尺度であり、かつ、企業の報酬となる。
「利益は誠実な生活の結果としての付随的なものにすぎない」マックス・ウェーバー

共存共栄が一番難しいのは、同業者間

きょうそうがある事によって、努力するが、行き過ぎた競争は弊害をもたらす。

お客様大事の原点・・心を込めて製品を作り、販売し、サービスする。
厳しい追及をするお得意様はありがたい。進歩向上が生まれる。
保信部・・会社の内外の人達に対して、心と形で感謝の気持ちを伝える。(お祝い、お悔
やみ)
喜び、喜ばれるなかにこそ真のサービスがある。

経営の効果を上げるには従業員の和を最も必要とする。
あくまでも自分の主体性をもちつつ、他人の言葉に耳を傾ける。

ガラス張り経営

経営をできるかぎり秘密を持たずオープンにし、社内外にありのままの姿を知ってもらうという方針。(毎月の売上高、利益を従業員に公開)

社員稼業

一人一人が独立主体の主人公であり、経営者であるという考え方。

「松下電器は人をつくっています。電気製品もつくっていますが、その前に人をつくっているのです」
正しい経営理念、使命観をその企業としてしっかりもつ事が大切である。
経営理念はあらゆる機会に繰り返し繰り返し訴えなければならない。
仕事を思い切って任せる。

住み込み店員制度

店員と共に起居を共にし、経営者が直接指導にあたる。三度の食事はもちろん寝具にいたるまで、身の回り一切の世話をする。
特に礼儀作法を躾る。

店員養成所・・毎日、勉学4時間、実習4時間。日曜、祝日以外は夏冬の休暇も無し。
社員養成所・・工員養成所・・戦後も、様々な教育機関をつくって今日にいたる。

全事業場で、毎日「朝会」「夕会」を行う。みんなが順番に所懐を述べ合う。
朝会をやると、その日の規律が立つ。

五精神

産業報国、公明正大、和親一致、力闘向上、禮節を盡すの精神
今日では「松下電器の尊奉すべき精神」として朝会時に唱和している。

「適材適所」・・それぞれに適性が異なるので、やはり適正に合った仕事をすることが大
切だ。
「真に人を生かして使おうと思えば、一人ひとりの個性、持ち味に合った使い方をしなくてはならない」
人間というのは、とかく円満な性格の人達が好まれるが、なかには強烈な個性の持ち主も絶対に必要。

長所を見て短所を見ない。部下の長所を見るようにし、またその長所を活用するようにすることが大切。

ダム経営

ダムのようなものを、経営のあらゆる面にもつ事によって、外部の諸情勢の変化があっても、
大きな影響を受ける事無く、常に安定的な発展を遂げる事ができる。

・100%ではなく、80%でも採算がとれるようにする。
・十億円必要な時には、十二億円用意しておく。
・需要の急増に備える。
・次の新製品を用意しておく。
・適正な余裕
経営の基本をなす経営理念は、不変不動のものでなければならない。
製品という氷山の頂は、研究、開発、そして数多くの製造技術という海面下の大きな氷塊によって支えられている。

一過性と永続性(社員。高水準の研究・開発力、製造力、販売力。高い信用、高い企業イメージ)

比較法の活用・・他社の経営、他社製品と自社製品を比較し、自社の優劣、長所と短所などを具体的に知る事ができる。
判定を明確にしてくれるのは、市場占有率。
探求心、熱意、集中力。

「心の貧しい人たちは、幸いである」心の貧しい人たちとは、向上心のある人たち、謙虚な人たち、おごり高ぶらない人たちである。
ハングリー精神を持つ事の大切さ

大企業病

①人が増え、組織が複雑化して、お互いの意思疎通や協力が不十分になる。
②大きな船に乗っているという安心感から、次第に安易感が生じ、気配りを忘れて、尊大になったり、
困難に挑戦する積極性を失ってしまう。

自主責任経営の「事業部制」・・製品別、地域別、顧客別
「事業部制」を支える経営管理制度・・事業計画制度、決算制度、内部取引制度、内部監査制度

専門細分化し、一業に徹する。

専門細分化していくことが事業部をより強固にしていく。
デメリット・・システム製品が作りにくい。少し宣伝すれば、必ず売れる商品なのにその
費用がない。海外に進出すべきなのにその費用がない。

松下電器は30年以上前から、新入社員教育の一環として、販売店での実習を行っている。
これは、数ヶ月間にわたり、販売店の店員として実際の販売を体験し、お客様とのつながりの実態を身をもって知った上で、
自らの仕事に取り組むようにする研修制度。

販売店の果たす責任

①常に良品をお届けする。
②適正な在庫を備えて円満な商品供給を行う。
③品揃え

「宣伝しないということは、存在しないということだ」という考え方
良いものができたから、ぜひ社会に知ってもらいという思うところに、おのずから生き生きとした宣伝広告が生れてくる。

各事業部長は、いつ、どのような媒体に、どのような広告を打っていくかを決め、実施していく権限と責任を持っている。

アジアの成長要因

①世界人口のおよそ2/3を占めるアジアには、能力の高い豊富な労働力がある。
②これを消費面から見ると、「巨大な市場がある」
③勤勉さと教育に対する熱心さがある。
④アジア各国政府が、積極的に外資導入を行ってきている。
常に「ハングリー精神」をもつ。

 

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