石油はいつなくなるのか / 小山茂樹

石油資源はいつ枯渇するか。

・世界のエネルギー消費量を見ると、この15年間に約2倍の増加となっている。
・世界人口の増加と1人当りのエネルギ―消費量の増加
・石油価格の高騰で世界経済はバランスを崩し、80年代前半は不況が継続した。
・拡大する途上国のエネルギー消費
・圧倒的に大きい米国のエネルギー消費

確認埋蔵量、推定埋蔵量、予想埋蔵量

①残存埋蔵量1兆バレル、累積生産量8000億バレル、未発見の埋蔵量5500億バレル、よって究極可採埋蔵量は2兆3500億バレル

・P(生産)が増加してもR(貯蔵)の増加の範囲内であれば、何年経ってもR/Pは安定していよう。
・下降気味の可採年数
・生産急増を支えた中東・アフリカでの巨大油田発見

石油はあと何年もつか
・世界には未発見の原油が相当な規模で存在しており、Pが毎年新しく発見される量の範囲内に留まっている限り、当分原油の枯渇はありえない。
しかし、Pの増加スピードがRの増加スピードを上回っていれば、R/Pの低下は徐々に進んで行く。
・世界でもっとも探鉱・開発・生産の進んだ地域は米国である。
・米国を除けば世界の殆どの地域の探鉱・開発はいまだ手付かずの状態ともいえる。
・中東5大産油国のシェアが全需要の30%に達すると、価格が急激に上昇するので需要が抑制される。
しかし、そのシェアが50%に達すると、中東産油諸国の生産能力の限界に達し、生産は減退に入る。
それは同時に世界の既産油量がミッドポイント(1/2)に達した時でもある。(2010~2020がピーク)
・埋蔵量の約60%がなくなると生産は次第に減退する。

②無限説

・EOI(増進回収技術)などの進歩によって、回収率が高まっており、埋蔵量は固定的なものではなくなってきている。
・石油が絶対的な資源不足になることはありえない。もしあるとすれば一定の価格水準に対して資源不足が起こりうるだけだ。
・人類がそこまでエネルギー資源を炭化水素源に依存し続けるのか。
いろいろある原油価格
・軽質油になればなるほど、ガソリンや灯・軽油等の精製得率が上昇するため価格は高くなる。
(API度と硫黄留分の割合) API(米国石油協会)

・スポット価格(用買いの価格)
・差額地代説
・ネットバック・プライス
市場価格(スポット価格)を前提として、この製品価格で一定のマージンを得て引き合う原油価格はいくらかを計算してこれを販売価格とするもの。
→形骸化しつつあったOPECの公式販売価格制度を完全に崩壊させることになった。
・非OPEC国の増加
(英、ノルウエーの北海油田。ブラジル、メキシコ、トリニダードトバコ、マレーシア、インド、オマーン、エジプト、シリア、ロシア)

 

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