人心をつかむ経営 / 日経流通新聞

東武百貨店・・山中

「現場第一主義」、「人間尊重主義」
ボトムアップ主義で社員にやる気を出させる。

菱食社長・・広田 正

卸の産業化をめざし情報システム「TOMAS」の構築、多頻度少量物流に対応した小分け集中センター「RDC」の全国展開
卸とは多量のメーカーの商品を束ね、多数の小売業に適切に配る「まとめ役」である。

社内情報の共有化。会社の人事、組織、業績、商品構成などを明らかにすることで疑心暗鬼がなくなり、社員の一体化が進んだ。

POSデータ分析による商品陳列棚割りや売り場作りの提案、物流合理化。
日用雑貨や菓子の卸の勉強会、PRS(パートナー流通システム)研究会。

オンキョー・・大朏 直人

注文から納品までの製品の製作期間、半年を半分に短縮、3ヵ月の金利負担を軽減できることを教えた。自主性を引き出し社員の士気を高める。
男の美学にこだわる。

西武百貨店・・和田 繁明

チェーンオペレーション・・品切れのない売り場作り、わかりやすい商品の陳列、標準化。
各店バラバラだった用度品の統一。
会議室に手提げ袋やリボン、包装紙などを持ってこさせ、一つひとつ最適なものを選んで統一し、大量仕入れによるコスト削減を進めた。
定期昇給は1/2にした。早期退職優遇制度。

マツモトキヨシ・・国行 清

スーパーの出店が勢いを増し、生き残るためには無理をしてでも店舗化を進めた。
売上金をそのまま給料袋に詰める綱渡りの経営。

積極的な出店計画のためあらゆる資金調達の方法を取った。
千葉銀以外の融資には頼らない。

日本ケンタッキーフライドチキン・・大河原 毅

「山の手路線」・・山の手女学生をターゲット
「パーテイ―需要の開拓」・・クリスマス、誕生日など
鉄道、流通、建設など各地の有力企業をパートナーにしたフランチャイズチェーン(FC)方式による店舗展開。

オンワード樫山・・馬場 彰

「素質面」でいえば、インテリゲンチアより野人の方が「賭け」ができる。
インテリは保守的で、斬新な発想を打ち出せない。
会社のトップはコツコツ働くだけでなく、冒険心がほしい。
若い社員とも水割りを飲みながら徹底的に話す。

松竹・・永山 武臣

ビジネスマンも役職を与えて伸びる人と伸びない人がいる。人事で大事なのは人間の大きさの見極め。
興行は水もの。臨機応変が大切。

トヨタ自動車・・奥田 碩

自動車は国際競争が強い産業だけに、貿易摩擦のあらしにもさらされる。
社長の最大の仕事は決断すること、国内シェア回復策、中国進出、関連会社問題など。

イトーヨーカ堂・・伊藤 雅俊

勉強家。人の話を良く聞く。データを徹底して収集する。それでいて最後まで決めない。
時価主義・キャッシュフロー主義のアメリカ方式の経営。
ROE(株主資本利益率)重視の経営。
商人は不安定こそ利潤の源泉として喜ばなければならない。
量販店の大量仕入れが、メーカー、卸に対して強力な交渉力を形成するという「バーゲニングパワー理論」
取引先への気配り、返品を出さない、感謝の心を忘れない。

松下電工・・三好俊夫

学識、経験を積むほど精巧になる。
自助努力、弱者を救済する社会主義、必ず具体的な解決策を提示する問題解決型。
電工の受発注システム、業界初のオンライン、リアルタイムの本格的営業支援システム。
IBMのホスト機1台とIBMのOSで富士通の互換機を動かせた。

サミット・・荒井 伸也

福沢諭吉の自由尊重、独立自尊の精神、丸山真男
大半のスーパーのようにセンターで集中加工して店に配送するセントラル方式ではなく、店の奥のバックヤードで加工包装して店内に並べるインストア方式をとる。
親会社からの独立を強調した。(本社から子会社に古参役員が送り込まれる。逆に優秀な若手が、本社の都合で引き戻される。)

三洋電機・・高野 泰明

エアコンクリーニング制度・・一般家庭を訪問して、一回一万円でエアコンの清掃をする。
保証期間を伸ばし、値切りにくくする。

吉本興業・・中邨 秀雄

「歴史は繰り返す」が信念
「タレントに振り回されない経営」をめざす。

花王・・常盤 文克

「社長は偉くない」社長と社員との関係はあくまでも職務の区別であって、人間の上下関係を示すものではない。
役員の交際費もガラス張り。一般の社員も端末から情報を入手できる。
役員以下、全員が「さん」ずけで呼び合う。
消費者をモニターにして、その年に売り出された新商品の人気コンテストを実施している。
千人を超す研究者がいる。
平等主義、人間重視

ジャスコ・・岡田 卓也

歴史に学ぶ実務、先見性
「消費の変化に対応せよ」「消費者利益が店の利益」

資生堂・・福原 義春

社長が百の理想を掲げる。現実には十だけ動く。また、百の理想を唱え、十が実現する。
精神論だけではだめ。
規制緩和と大競争時代に適合すべく、化粧品などの販売システムを組み替える。

加ト吉・・加藤 義和

数字がすべてを物語るカルテだ。
素質に教育をかけると能力になる。能力に熱意(やる気)をかけると成果になる。
人間の成長で一番大切なのは学ぶ心と熱意だ。
企業は五をやって三失敗しても、残りの二が成功すれば成長していく。だめなものは早く手をひいたらいい。
「十の能力の者が八しか発揮しないのと、七の能力の者が七の能力を発揮するのとどちらを評価するか、それは後者だ」
能力、才能を活かして頑張った者が評価されるシステム、企業風土をつくる。
無借金経営

亜土電子工業・・金山 和男

バングラデシュやパキスタン人などアジア系外国人を20人以上雇用する。
英語や中国語のできる彼らは戦力。

 

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