バフェット投資の真髄 / ロバート・G・ハグストローム

バフェット投資の真髄

バフェットは一貫してハイテク株を避けてきた。10年後は予測できないから。市場の様子は変化しているのに、彼の投資戦略はほとんど変化していない。

①企業として株式を分析する。
彼は株式でなく企業を見ている。ます株価の動きから離れて、企業の特性分析から始める。その企業の経営方針や信条、財務の内容などを、1つ1つ当てはめて検証する。PER、PBRなど、こんな簡単な計算で会社の価値を知ることなどできはしない。あなたがその会社のCEOに就任するつもりで、企業の経済性をよく見よう。株価を調べるのはそれからだ。

②フォーカス投資、長期保有のポートフォリオ
フォーカス投資したポートフォリオは市場平均のリターンを上回る。
彼は、年1回、株主資本率、営業利益率の変化、負債の水準、設備投資必要額、キャッシュベースの利益伸び率などいくつかの指標をチェックする。これらの数字が好転していれば、長期的には株価はそれを反映する。短期的な株価変動は本質と無関係なのである。自分自身を株式のポートフォリオではなく、企業のポートフォリオの所有者だと考える。

③投資と投機の違いを理解する。
「投資は、資産が役目を終えるまでの収益を予測することであり、一方、投機は市場の心理を予測した行動」ケインズ
短期的な株価パターンではなく、事業、経営、財務のパターンを探す。

強い会社の株が実態価値を下回る価格で売られているときには、断固として行動せよ。事業が単純で理解でき、継続的な収益があり、株主資本率が良好で、負債が少なく、経営陣がしっかりしていること。
最小限の借り入れで、高い株主資本利益率を達成している企業を探せ。

グレアムの真髄

真の投資とは、徹底的な分析によって、元本の安全性と満足できるリターンを得られると判断できるものである。
少しでもそれに達しないものは投機である。
①純資産価値の2/3より低い株価の企業を買うこと。
②PERの低い銘柄に絞ること。

フィッシャーの真髄

優れた経営陣は、優れた成果への鍵である。
平均的な企業を多数保有するよりも、優れた少数の株式への投資がよい。そうすれば、少なくとも調査に必要な時間は削れる。

チャーリーの真髄

大きなキャッシュの利益を生み、そして大きな設備投資を必要としない企業を探せ。
素晴らしい企業にフェアな価格を払うほうが、平均的な企業に低い価格を払うよりもずっとよい。

グレアムは定量分析者。彼の調査材料は、企業が当局に届け出た情報と年次報告書だけである。
フィッシャーは定性分析者であり、企業の価値を上昇させると考えられる将来の事業見通しと
経営者の能力を何よりも重視した。

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投資のためのガイドライン 12の不変の原則

【バフェットの原則】

企業に関する原則
・その事業は簡明でわかりやすいか。
・安定した業績を続けているか。
・長期的な明るい展望があるか。

経営に関する原則
・合理性を尊重する経営者であるか。
・株主に対して公正で誠実か。
・横並びの圧力に屈しないか。

財務に関する原則
・1株あたり利益でなく、株主資本利益率を重視する。
・オーナー収益を計算する。
・売上利益率の高い企業を探す。
・留保資産の1ドルについて、少なくとも1ドル分の割合で株価に反映していることを確認する。
マーケットに関する原則
・企業の真の価値を決定する。
・企業の価値に対して大幅に割安な価格で買えるか。

企業の長期的な見通しを理解するには、まず、その事業がフランチャイズか、それともコモディティかを見極めることが必要である。

コモディティの事業では、競合先の製品との差別化はまずできない。
コモディティの事業は収益率が低く「収益悪化の最有力候補」である。
基本的に製品は他社のものと違いはなく、価格でしか競争できない。
その結果、収益率は著しく損なわれることになる。低コスト化が必要。
経営力の強い企業は、フランチャイズのなかで見つかる事が多い。
自由に価格を上げることで投下資本に対する高い利益率をあげられる可能性がその1つである。
フランチャイズの弱点は、その優位性が長続きしないことである。

企業のライフサイクル

①発展途上期
研究開発や新製品導入、市場開拓のため赤字を出す。
②急成長期
利益は出始めるが、成長が早過ぎて、成長を支えるために利益のすべてを事業に再投資し、さらに借り入れや増資をする必要に迫られる。
③成熟期
成長スピードは鈍化し、開発や経営コストの必要額を上回るキャッシュを生むようになる。
④衰退期
売上高も利益も減少するが、キャッシュフローは生まれる。

③④において余剰資金をどのように使うかが問題となる。
経営者の合理性を試す最大のテストは、余剰資金をどう分配するかにある。

企業の価値は、将来のキャッシュベースの利益総額を予想し、それを適切な利率で割り戻して求める。
リスクゼロと考えられる利率。
実現までの期間と他の投資案件のROIとの比較。
リスクが高いと思われる投資も、確率を勘案した利益が、確率を勘案した損失を大きく上回っている場合には、
実はリスクはそれほど高くはないのである。

2P-1=X
勝つ確率(P)の2倍から1を引くと、全財産のうち何%(X)を賭けに投入すればいいかがわかる。

株式市場にもっとも大きな影響を与える要素は、株式市場そのものだった。
リスクは株価の変動にあるのでなく、実体価値の計算を誤ることにある。
「分散は無知に対する防衛にはなる」

株価と企業価値との間の結びつきは、時間とともに強くなる。
株価が追いつく前に企業価値を見分けることのできる人は、その抜け目のなさで利益を得ることができる有利な立場にある。

新しい株式を買うかどうかの議論になったら、まず自分にこう問い掛けてみよう。
「いま待っているなかで最高のものと比べてどうだろうか」

お金に関する意思決定を左右する2つの感情は、恐れと貪欲である。

「ノー」ということを恐れてはならない。
投資家は一生のうちで意思決定を20回しかできないというつもりで、あらゆる投資機会を評価することだ。

失うことの痛みは得ることの喜びよりも大きい。マイナスの効果を帳消しにするには、その倍のプラス効果が必要だ。

突然株価が下落したら・・・
・パニックにならないこと。慌てて売ったりしてはいけない。
・自分の事業の長期的な経済性を見直す。
・経済性に変化がなかったら、買い増す。

群集と一緒になると、踏み潰されるリスクはずっと高くなる。

海外株式にフォーカスすることの留意事項
・異なる会計原則かもしれない。
・その国の通貨がドルに対して弱くなるリスクがある。
・政治、社会、経済の混乱リスク
・経営者に会って話を聞くことが難しい。

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