よくわかるスーパー業界 / 国友隆一

大店法(大規模小売店舗法)の緩和で大競争時代に入る。

スーパーはチェーンストアとして「標準化」「単純化」「専門化」「集中化」を追求する。
「マイカル」は脱スーパー路線を走っている。
生活百貨店の「サテイ」高感度専門百貨店の「ビブレ」など
お客のニーズは極端なくらい厳しくなっているのに、それに応えることのできる商品は限られている。

集客力のある立地条件がどんどん変化する。
価格破壊はもう古い、品質との関係が重要
①ストアブランド・・ナショナルブランドをターゲットに開発したもの
②プライベートブランド・・独自の生活提案を目的に開発したもの

「ダイエー」「イトーヨーカ堂」は他社との協力関係が厚い。
ダイエー・・味の素、カネボウ、丸紅
イトーヨーカ堂(セブンイレブン)・・森永乳業、森永製菓、明治乳業、赤城乳業、
ハーゲンダッツ・ジャパン、さくら銀行、伊藤忠商事
ジャスコ・・花王、ワコール、トーハン
マイカル・・三井物産

「ウオルマート」
エブリデイ・ロープライス。日本と違い、売価の変動や目玉商品での扇情的な販促、二重価格販売、
クーポン販売を一切行なわない。

スーパーのもつ4つの側面

経営形態・・チェーンストア
販売手法・・セルフサービス
品揃え・・最寄品のフルライン化
価格・・ロープライス

本部の業務・・バイヤー
①店舗開発
②経営企画
店舗とバイヤーのパイプ役がスーパーバイザー(店舗指導員)
デイストリビューター・・バイヤーが買い付けた商品をメーカーに再発注して各店舗に配分する役割。

スーパーの業務・・入荷、検品、保管、加工、品出し、フェイスアップ(陳列)、掃除、接客、レジ、発注
ストアマネージャー(店長)をトップに、各売場別の主任、各売場担当者、パート、アルバイトを配する。
日常生活に欠かせないものすべてを揃えておく商品戦略なら総合スーパー
特定の分野についてフルライン構成したのがスーパーマーケット
SMから総合SMが派生している。

アメリカではホームセンターは純然たるDIYの要素が強いのに対し、日本では雑貨中心のフルライン構成の色彩が強い。
高級スーパーとしては「紀ノ国屋」「三浦屋」「いかりスーパー」がある。
「紀ノ国屋」は明治43年創業で、昭和5年には宮内庁御用達にもなっている。
コンビニと違い、スーパーは店の規模がじつに多彩である。
スーパーの業種・・食品スーパー、スーパーレット、衣料スーパー、日用雑貨スーパー

総合スーパーの事業の多角化
「いなげや」はブックチェーン、ドラッグチェーン、食品製造、同加工、販売、商品開発、輸入、
ホームセンター、テナント管理や整備、建設関係の事業まで行なう。

親会社を抜くコンビニ、多様化するDS
ファミリーマート(西友)、ミニストップ(ジャスコ)、セブン・イレブン(ヨーカ堂)、ローソン(ダイエー)
①ハイパーマート・・2500㎡以上の超大型セルフサービスストア
②MHC(メンバーシップホールセンタークラブ)
・・会員のみを販売対象とし、卸値価格で主にNBを提供
③スーパーセンター
④カテゴリーキラー・・大型専門店DS、「トイザラス」「洋服の青山」「はるやま」「アオキ」
など、特定の分野で既存店や百貨店の生命を脅かしかねない店
⑤アウトレットストア・・メーカーが自社の売れ残り品を処分する専門DS
オフプライスストア・・メーカー、卸・小売店など各分野、各企業のものを扱う専門DS
⑥パワーセンター・・DS中心のSC(ショッピングセンター)

ダイエーの冒険商人、中内功

ダイエー・・「安売りだけでは自分の首を絞める」と商品構成を総合化
大手メーカーとスーパーの安売り競争
都心は西友、都心を囲む郊外にダイエーが出店

伊藤雅俊(ヨーカ堂)・・徹底的に小商いを大切にして大きくなった。
ヨーカ堂は揚げ物を営業時間中にも揚げ、温かい物を提供した。

ダイエーとジャスコのM&A(経営規模の拡大、地域戦略)

ローソンやファミマは利益を確実に上げ、伸ばしているが、親会社の救済のために使われているので、最終利益は異様に少ない。

ショッピングセンターを次々に出店するジャスコ

準大手スーパー

・長崎屋・・衣料スーパーとして成功したが、総合スーパー化が遅れる。時代遅れの設備
・寿屋・・元雑貨屋
・平和堂・・ローコスト投資、効率化、サービスレベルアップの追求の点でWMと似ている。
・イズミ・・広島に本社
・フジ・・愛知県松山市に本社
・ヤオハンジャパン・・お客様第一主義

ビッグストア系のSM
ダイエー系・・マルエツ、グリーンプラザ、やませ、セイフー、サカエ、ミドリ、ココマート、シズオカヤなど
ヨーカ堂系・・ヨークベニマル、ヨークマート
ジャスコ系・・ウエルマート
西友系・・エス・エス・ブイ

商社系のスーパー・・東京の「サミット」、福岡の「サニー」、大阪の「ニッショー」
売り上げの70%以上を占める食品スーパー
小さな店が大多数の衣料品スーパー
主な共同仕入れ・商品開発機構
・CGCジャパン
・ニチリウ・・イズミヤ、平和堂、いなげや、ヤオハンジャパン、キンカ堂など中堅スーパー20社が加盟
・八社会・・京王ストア、東急ストア、東武ストア、長崎屋
・日本セルコ・・たいらや、ひのや
・コプロ・・サミット、マルヤ、スーパーアルプス

アメリカが開発したPOSをマーケテイングに活用

POSのデータ・・単品別データ、時間帯別データ、客層別データ、棚割り別データ
グループ管理から単品管理の時代へ

発注システム
・・店舗と本部、メーカーや卸との間にネットワークを構築。(EOS)

自動発注システム・・ジャスコのマックスバリュー、
西友のフードプラス、マイカルのポロロッカが一部採用している。

人間の主体性を重視しているのがヨーカ堂である。「発注は小売業の意思である」

パソコンを使って情報ネットワークを組み、消費者のニーズに素早く効果的に対応する。

プライベートブランド
ダイエー・・セービング、コルテイナ(消費財)、AMPM(衣料)
ヨーカ堂・・PBはない。
ジャスコ・・トップバリュー、グリーンアイ(青果)、ザ・セレクト(食品)
マイカル・・メトロワン
西友・・無印良品
ユニー・・なるほど値、EV、サンテラス

商品特性に応じた物流システム
PC(プロセスセンター)・・野菜、肉、魚など生鮮食品の加工、配送を行なう。
TC(トランスファーセンター)・・商品の集荷、配送を行なう。

生鮮売場では対面販売をスタート

アメリカの流通業は徹底している。たとえば、雑貨では、消耗品雑貨以外は一切置かない。

お客になるべく店内をまんべんなく見てもらうようなレイアウト
入口に最初に果物を並べるのは、季節感を演出するため
野菜は毎日、料理には欠かせない。だから2番目にもってくる。
軽い物から重い物へ、壊れにくい物から壊れやすい物へ、匂い・見栄えの良い物から悪い物へ、
鮮度の短い物から長い物へというのが基本となっている。

サブ通路に誘導するために、精肉の近くに調味料やカレー関係の商品を並べたりする。
エンドにテーマ商品や販促商品を並べたりする。
発注は、前日のPOSデータを参考に4時30分までに行なう。

陳列・・4段のうち、高い順に1段目が見せ筋商品、2段目が差別化商品、
1段下が良く売れる商品、下から2段目が下段に関連した商品

野菜・・商品段ボールに入ってくるため水分が欠乏気味。そこで一度水をくぐらせる。
5℃―10℃の庫内で保存。湿度は90%以上に保つ。
魚・・入荷したら流水(真水)で魚体を洗う。その後、海水と同じ3.5%の冷塩水に 五分入れる。
肉・・加工した後、いったん冷蔵庫に入れてから売場へ運ぶ。
揚げ物・・機械で揚げて必要ならカットする。
寿司・・寿司ロボットが寿司を握る。
作業マニュアル・・写真付きで作業場の壁に指示が載っている。(切り身の厚さ、塩水処理など)
パックと値付け・・商品コードで管理
パートの活用が下手なスーパーは生き残れない。

大店法の緩和で堰を切った出店ラッシュ

 

アメリカからノウハウを得て日本の風土に根づかせる。

ヨーカ堂は欧米企業との提携が強い。
北米で6000店持つセブン・イレブン
海外から調達を最初に始めたのは、ダイエーである。
ヨーカ堂は海外に加工を依頼する場合、品質管理部が必ず出かけていってチェックする。
アジア最大の百貨店「ネクステード上海」を出した八佰伴グループ
何事にも慎重なヨーカ堂さえきめた中国進出

アイデンテイテイを求めて新しい道を模索するスーパー

パソコン販売戦略、インターネット通信の競争が激化
朝・昼・夜で売場のイメージが変わる。

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